65W前後の充電器の定番候補を比較する【Anker・UGREEN】

Anker Nano Charger (70W, 3 Ports)とUGREEN Nexode 65W 4ポートを、価格・ポート構成・同時使用時の配分・大きさまで公開仕様で比較します。小さくして持ち歩きたい人はAnker、USB-C機器を3台以上つなぎたい人はUGREENが候補です。

公開: 更新: 執筆: ゆう|ポイントと暮らしの案内人
充電器・バッテリー買い物の考え方

料金・キャンペーンの情報は2026年10月7日時点のものです。最新の条件は公式ページでご確認ください。

結論から言うと

  • この記事はメーカーと公式ストアの公開情報にもとづく比較で、実使用レビューではありません
  • 小さくして持ち歩きたい人はAnker Nano Charger (70W, 3 Ports)が候補です。53×43×32mm・約120gで、USB-Cは1台だけつなげば最大70Wまで出ます
  • USB-C機器を3台つなぎたい人、4台を同時に充電したい人はUGREEN Nexode 65W 4ポートが候補です。USB-C×3とUSB-A×1の4ポートです
  • 価格は2026年10月7日時点の楽天市場で、Ankerが5,990円、UGREENが6,980円です。セールやクーポンで動くため、購入前に販売ページで確認してください

65W前後の充電器は各社から出ていますが、この記事では定番候補としてよく名前が挙がる2社の現行品を1つずつ取り上げます。選んだ理由は、楽天市場の公式ストアで在庫があり、メーカー公式サイトと販売ページの両方で仕様を確かめられるためです。CIOやエレコムなど他社にも候補は多くあり、この記事の比較の観点は他社製品にもそのまま使えます。

この記事は2026年8月に、Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)とUGREEN Nexode 65W(型番X556)の比較として公開しました。2026年10月7日に確かめ直したところ、Anker 735は楽天市場の公式ストアとAnker Japan公式サイトの両方で全色が在庫切れ(入荷時期未定)でした。UGREENのX556は楽天市場の販売ページが表示されなくなり、UGREEN公式サイトの商品一覧にも見当たりませんでした。そのため、同じ価格帯で今も買える2製品に差し替えています。

65Wクラスを選ぶ意味

まず前提として、65Wという出力が自分に必要かを確認します。

  • スマホだけを充電するなら、20〜30Wの充電器で足りることが多いとされています
  • ノートPCと兼用するなら、65W以上が一般的な目安です

つまり65Wクラスは「ノートPCとスマホの充電器を1台にまとめたい人」向けの選択です。スマホしか充電しない人には過剰になりやすく、より小型で安価な20〜30W帯も含めて検討するほうが合理的です。出力の考え方はスマホ充電器を選ぶときに確認したい項目で詳しく整理しています。

今回のAnkerは1台だけつないだときの上限が70Wで、65Wより少し高い製品です。ただし複数のポートを使ったときの合計は最大67.5Wで、使い方は65Wクラスとほぼ同じになります。

比較の観点

65Wクラスの充電器を比べるとき、確認したい観点は次の4つです。

合計出力と同時使用時の配分

「最大65W」は1台だけつないだときの値で、複数のポートを同時に使うと配分が変わる製品が一般的です。モバイルバッテリーでも同じで、同時に使うと1台あたりの出力が下がる仕組みはモバイルバッテリーを容量だけで選ばないための基礎知識でも説明しています。

仕様表での確認手順は次のとおりです。

  1. 公式サイトまたは販売ページの製品ページで「仕様」「スペック」の欄を開く
  2. 「合計出力」の欄と、「2ポート使用時」「3ポート使用時」など組み合わせごとの配分欄を探す
  3. 自分が同時につなぐ組み合わせ(例: PC+スマホ)の行で、PC側に必要なW数が残るかを見る

今回の2製品について確認できた配分は、後の表にまとめています。

ポート数と構成

USB-Cが何ポートあるか、USB-Aを併用できるかで使い勝手が変わります。今回の2製品はどちらもUSB-Aを1つ持っています。違いはUSB-Cの数で、Ankerは2つ、UGREENは3つです。

サイズ・重さ・携帯性

両製品とも窒化ガリウム(GaN)という素材の部品を使っていて、同じ出力の従来品より小さく作りやすい方式です。数値のほかに、携帯性は次の観点で比べると判断しやすくなります。

  • プラグが折りたためるか。かばんの中で他の荷物を傷つけにくいか
  • ノートPC付属のACアダプタと置き換えて、荷物の総量が減るか
  • 電源タップに挿したとき、隣の差し込み口をふさがない形状か

安全表示と保証

出力制御や温度管理などの保護機能は、各社が独自の名前で載せています。あわせて、日本国内向けの製品としてPSEマークと届出事業者名の表示があるか、保証期間が何か月かを確認します。

比較表(2026年10月7日時点)

2026年10月7日に、各メーカーの公式サイトと楽天市場の公式ストアの販売ページで確認した内容です。UGREENは「Nexode」の名前で複数のモデルを売っているため、ここでは楽天のUGREEN公式楽天市場店で扱う4ポートの65Wモデル(型番35530)の値を載せています。

項目Anker Nano Charger (70W, 3 Ports)UGREEN Nexode 65W 4ポート (35530)
楽天市場の価格(税込・送料無料)5,990円。4色とも同じ価格で、4色とも在庫あり6,980円(販売ページの「当店通常価格」)。色はグレーのみ
メーカー公式サイトの価格5,990円5,380円
ポート構成3ポート(USB-C×2+USB-A×1)4ポート(USB-C×3+USB-A×1)
1台だけつないだときの上限USB-C1・USB-C2は最大70W、USB-Aは最大33WUSB-C1・USB-C2は最大65W、USB-C3は最大30W、USB-Aは最大22.5W
複数のポートを使ったときの合計最大67.5W最大65W
サイズ約53×43×32mm約67×42×39mm(UGREEN公式サイトの表記)
重さ約120g楽天の販売ページとUGREEN公式サイトのどちらにも記載なし
プラグ折りたたみ式折りたたみ式
同梱物本体、取扱説明書、カスタマーサポートの案内。充電ケーブルは付属しないと明記楽天の販売ページとUGREEN公式サイトのどちらにも記載なし
安全表示PSE(届出事業者名 アンカー・ジャパン株式会社)。温度を監視するActiveShield 4.0を記載PSE(届出事業者名 株式会社ユーグリーン・ジャパン、登録検査機関 TUV)。温度を監視するThermalGuard 2.0と8種類の保護を画像で記載
保証18か月。Anker公式サイトで会員登録すると6か月延びて最大24か月24か月(UGREEN公式楽天市場店で買った製品)
楽天公式ストアのレビュー91件・平均4.76448件・平均4.78

UGREENの販売ページの商品名には、お買い物マラソン(ポイントアップは10月4日20時から10月9日1時59分まで。2026年10月7日確認)に合わせたクーポンの表示があります。クーポンの割引額と条件は販売ページで確認してください。この記事では、マラソンが終わっても成り立つように、クーポンを使わない6,980円で比べています。マラソン期間中の買いまわりの仕組みは楽天お買い物マラソン「買いまわり」の仕組みと注意点で整理しています。

つなぐ台数ごとの出力(2026年10月7日時点)

Ankerは販売ページと公式サイトの仕様欄の文字から、UGREENは販売ページの「出力表」の画像から書き写しました。

つなぎ方Anker Nano Charger (70W, 3 Ports)UGREEN Nexode 65W 4ポート
USB-Cに2台45W+22.5W、または60W+5W3つのUSB-Cのうちどの2つに挿しても45W+20W
USB-C 1台とUSB-A 1台45W+22.5W、または60W+5WUSB-C1かUSB-C2とUSB-Aなら45W+18W。USB-C3とUSB-Aなら2台で合わせて15W
3台USB-C 2台とUSB-Aで45W+7.5W+7.5WUSB-C 3台、またはUSB-C1、USB-C2、USB-Aなら30W+20W+15W。USB-C1、USB-C3、USB-Aなら45W+(残り2台で合わせて15W)
4台つなげない(3ポートのため)USB-C1が30W、USB-C2が20W、USB-C3とUSB-Aで合わせて15W

各商品の販売ページは、この記事の下部にある商品カードから確認できます。

この表を作っていて、UGREENの販売ページには3つ引っかかりました。1つ目は重さがどこにも書かれていないことです。販売ページの文字の欄にも、UGREEN公式サイトの仕様欄にもありません。2つ目は同梱物です。パッケージ内容の欄そのものがなく、ケーブルが入るのかどうかを買う前に確かめられません。3つ目はサイズの単位で、販売ページの仕様欄では「67cm42cm39cm」と書かれています。UGREEN公式サイトは3.9×4.2×6.7cmなので、mmの書き間違いと読めます。6,980円の充電器の販売ページとしては、どれも不親切だと思います。

どちらが向くか

ノートPCとスマホの2台をつなぐ使い方なら、どちらもPC側に基本45Wが回ります(Ankerはもう1台が5Wの組み合わせなら60W)。PCとスマホとイヤホンの3台でも、PCに45Wを残して残り2台で合わせて15Wという点は同じです。UGREENは、PCをUSB-C1、ほかの2台をUSB-C3とUSB-Aに挿した場合の値です。差が出るのは大きさと、USB-C機器を何台つなぐかです。

先に自分の結論を書くと、持ち歩く1台なら私はAnkerを取ります。大きさを掛け算すると、Ankerは約73立方センチ、UGREENは約110立方センチで、Ankerは3分の2ほどの大きさです。しかもAnkerは重さを約120gと公表していて、かばんに入れたときの負担を数字で見積もれます。UGREENは重さが分からないので、軽さでは比べようがありません。机に置きっぱなしにするなら話は変わり、USB-Cを3本挿せるUGREENのほうが便利だと考えます。

Anker Nano Charger (70W, 3 Ports)が候補になる人

  • かばんに毎日入れて持ち歩くので、小ささと重さの公表値を重視する
  • ノートPC・スマホ・イヤホンの3台までを1台の充電器にまとめたい
  • 70W前後を必要とするノートPCを、ほかの機器を外して1台だけで充電する場面がある
  • USB-A端子のケーブルで、少しでも速く充電したい機器がある(USB-Aは1台だけなら最大33W)

ただし、3台を同時につなぐとPC以外の2台は7.5Wずつまで下がります。スマホを急いで充電したいときは、つなぐ台数を減らす使い方になります。

UGREEN Nexode 65W 4ポートが候補になる人

  • 手持ちの機器がUSB-Cにそろっていて、USB-C機器を3台つなぎたい(Ankerは3台つなげてもUSB-Cは2台まで)
  • ノートPC・タブレット・スマホ・イヤホンの4台を、1つのコンセントで同時に充電したい
  • 机の上や宿泊先に置いて使う時間が長い

ただし、USB-C3は1台だけつないでも最大30Wです。ノートPCはUSB-C1かUSB-C2に挿してください。また、4台つなぐとPCに回るのは30Wまでです。PC付属のACアダプタが30Wを超えるなら、充電が遅くなったり、使用中に残量が減ったりすることがあります。

どちらにも共通する注意点

  • Ankerは充電ケーブルが付属せず、UGREENは同梱物の記載がありません。手持ちのケーブルが65〜70Wを流せるかを先に確認するか、ケーブルもあわせて用意してください
  • 複数のポートを同時に使うと、1ポートあたりの出力が下がります。PCへ安定して給電したい人は、つなぐ組み合わせごとの配分を確認してください
  • スマホ単体の充電が目的なら、65Wクラスはサイズと価格の面で過剰になりやすい選択です

この2つ以外と比べるときの共通チェック表

この記事の観点は、他社の65Wクラスにもそのまま使えます。別の候補と比べるときは、次の表を同じ項目で埋めてください。

観点確認する場所
同時使用時の出力配分公式仕様ページの配分欄と、販売ページの出力表の画像
ポート構成(USB-CとUSB-Aの数)製品ページの仕様欄と商品画像
サイズ・重さ・プラグの形仕様欄と製品画像
安全表示(PSEマークと届出事業者名)本体の表示と販売ページ
同梱物(ケーブルの有無)販売ページのパッケージ内容欄

どの銘柄でも、同じ表で埋めれば横並びで比べられます。

手持ちの機器で使えるかを確認する

ノートPCが65Wで足りるか判定する手順

  1. PCに付属するACアダプタ本体の印字を見ます。「Output」欄の電圧(V)×電流(A)が、おおよその必要W数です
  2. 付属アダプタと同等以上の出力なら、通常どおりの充電が見込めます。下回ると、充電が遅くなったり、使用中は残量が減っていったりする場合があります
  3. そもそもUSB-C経由の充電(USB PD)に対応しないPCもあります。先にPC側の仕様で対応の有無を確認してください

65〜70Wを流すのに必要なケーブル

Ankerはケーブルが付属せず、UGREENも同梱物の記載がありません。仕様表を見ると、Ankerの70Wは20V・3.5A、UGREENの65Wは20V・3.25Aで、どちらも3Aを超えます。一般的なUSB-Cケーブルは3A(60W)までの対応が多く、それを超えて流すには「100W対応」「240W対応」など5Aをうたうケーブルが必要とされています。手持ちのケーブルに対応W数の表記が見つからない場合は「対応不明」として扱い、対応をうたうケーブルを用意してください。実際の製品でW数や転送速度を比べたものはUSB-Cケーブルの選び方と定番4本比較【Anker・UGREEN・エレコム】にあります。

カートに入れる前に見るところ

  • 充電したい端末(特にノートPC)の必要なW数を確認する
  • 同時につなぐ台数と、USB-C・USB-Aの内訳を数える
  • つなぐ組み合わせで、PC側に何W残るかを配分表で確認する
  • 手持ちのUSBケーブルが必要なW数に対応しているか確認する。なければケーブルも一緒に用意する
  • PSEマークと届出事業者名の表示を確認する

次にやること

まず机の下のACアダプタを裏返して、Output欄のW数を控えてください。2台つなぐとPC側に回るのは基本45Wなので、45Wで足りるかどうかが選ぶときの分かれ目です。どちらの製品もケーブルは自分で用意する前提なので、充電器をかごに入れる前にUSB-Cケーブルの比較で手持ちの1本が何Wまで流せるかを確かめておくと、届いてから買い足す手間がなくなります。外出先でスマホの電池が持たないことが悩みなら、充電器より先に10,000mAhクラスのモバイルバッテリーの比較を見るほうが近道です。

よくある質問

65Wの充電器は自分に必要ですか?
ノートPCとスマホの充電器を1台にまとめたい人向けの出力です。スマホだけを充電するなら20〜30Wの充電器で足りることが多いとされているので、スマホしか充電しない人には過剰になりやすく、より小型で安価な帯も含めて検討するほうが合理的です。
「最大65W」なら、複数のポートで同時に65Wずつ出ますか?
出ません。「最大65W」や「最大70W」は1台だけつないだときの値です。今回の2製品は、ノートPCとスマホの2台をつなぐと、PC側はどちらも基本45Wです。Ankerはもう1台が5Wの組み合わせなら60Wになります(2026年10月7日時点の公開仕様)。仕様表の「2ポート使用時」「3ポート使用時」の欄で、自分がつなぐ組み合わせの値を見てください。
AnkerとUGREENの2製品は、どちらが向いていますか?
小さくして持ち歩きたい人はAnkerが候補です。大きさは53×43×32mmで重さは約120gです。USB-C機器を3台つなぎたい人や、4台を同時に充電したい人はUGREENが候補です。価格は2026年10月7日時点の楽天市場でAnkerが5,990円、UGREENが6,980円です。
ノートPCはどのポートに挿せばいいですか?
Ankerは上側2つのUSB-Cのどちらでも最大70Wです。メーカーは65W以上を必要とするPCを充電するときは、ほかのポートを空けて1台だけつなぐことをすすめています。UGREENはUSB-C1かUSB-C2に挿してください。USB-C3は1台だけつないでも最大30Wです(2026年10月7日時点の公開仕様)。

参照情報

リンク先の内容は変更される場合があります。最終確認日: 2026年10月7日

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Anker Nano Charger (70W, 3 Ports) 画像出典: 楽天市場

公開情報の整理

Anker Nano Charger (70W, 3 Ports)

Anker

USB-C×2とUSB-A×1の3ポート充電器。USB-Cは1台だけつなげば最大70W、複数ポートの合計は最大67.5Wです。約120g・53×43×32mmと小さく、ノートPCとスマホの充電器を1台にまとめて持ち歩きたい人の候補です。ケーブルは付属しません。

楽天市場で見る

リンク・情報確認日: 2026年10月7日

UGREEN Nexode 65W 4ポート (35530) 画像出典: 楽天市場

公開情報の整理

UGREEN Nexode 65W 4ポート (35530)

UGREEN

USB-C×3とUSB-A×1の4ポート充電器。合計は最大65Wで、USB-C1とUSB-C2は1台だけつなげば最大65W、USB-C3は最大30Wです。USB-C機器を3台以上つなぎたい人の候補です。販売ページに重さと同梱物の記載はありません。

楽天市場で見る

リンク・情報確認日: 2026年10月7日

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