楽天モバイルを海外で使う。2GB無料の条件と、請求が増える操作

Rakuten最強プランは、海外指定107の国と地域で毎月2GBまで追加料金なしでデータ通信が使えます。2GBを超えると最大128kbpsに落ちるだけで、勝手に課金はされません。請求が増えるのは、OS標準の電話アプリとメッセージアプリを海外で使ったときです。公式ページの条件をそのまま表にしました。

公開: 更新: 執筆: ゆう|ポイントと暮らしの案内人
楽天モバイル料金プラン通話・SMS

料金・キャンペーンの情報は2026年10月7日時点のものです。最新の条件は公式ページでご確認ください。

出発前に知っておく5つ

  • データ通信は毎月2GBまで、プラン料金だけで使えます。使った分は国内のデータ利用量に加算されます
  • 2GBを超えると最大128kbpsに落ちるだけで、勝手に課金はされません。高速データが要るなら1GB500円でチャージします
  • 請求が増えるのはOS標準の電話アプリとメッセージアプリを海外で使ったときです。Rakuten Linkからなら、日本の番号への発信と、Rakuten Link同士の通話は無料です
  • 2024年12月10日から、海外でのOS標準アプリの通話・SMSの設定が自動でONになっています。使わない人はOFFにできます
  • 出発前に、日本で楽天回線につないでおくことと、Rakuten Linkの認証を済ませておくことが要ります

「楽天モバイル 海外 高額請求」で検索すると、通信機器のレンタル会社や販売代理店のページが並びます。楽天モバイルの公式ページに条件は全部書いてあるので、契約者の目線で組み直しました。何が無料で、何が従量課金で、どの設定を触るかの3点です。内容は2026年10月7日に公式ページで確認したもので、料金はすべて不課税です。

データ通信: 2GBまで無料、超えたら遅くなるだけ

楽天モバイルの海外ローミング(データ通信)のページの条件です。

項目内容
無料で使える量毎月2GBまで。Rakuten最強プランの料金の支払いだけで使える
使った分の扱いRakuten最強プランのデータ利用量として換算(国内の利用量に加算)
2GBを超えたあと海外ローミング自体は使えるが、最大128kbpsの低速になる
高速データを追加したい場合1GB500円でデータチャージ
対象プランRakuten最強プラン、Rakuten最強プラン(データタイプ)
対応エリア飛行機内を含む海外指定107の国と地域(2026年4月8日時点)

大事なのは「超えたら遅くなるだけ」という点です。2GBを使い切っても、追加のデータ料金が自動で発生する作りにはなっていません。データ通信で高額請求になることはない、と言い切れます。

2GBは「毎月」なので、月をまたぐ旅行なら合計4GBを追加料金なしで使えます。国内の段階制の料金にも、この2GBは加算されます。国内で月3GBに収めている人が海外で2GB使うと、その月は3GB超の段に上がることがあります。段階制の中身は月3GB・20GB・20GB超で考えるスマホ料金に書きました。

利用条件は2つで、Rakuten最強プランかデータタイプを契約していること、渡航先と端末の両方が対応エリアに入っていることです。対応は対応エリア・料金のページで、地域と端末のメーカー・機種を選んで確かめます。製品の選択肢にない端末は動作保証の対象外と書かれています。

通話とSMS: 高額請求になるのはここ

Rakuten Linkを使うか、OS標準アプリを使うかで全部変わる

楽天モバイルの国際通話のページにある料金表を、海外にいるときの使い方に絞って書き直します。

場面Rakuten LinkアプリOS標準の電話アプリ
海外から日本の番号へかける無料国・地域別の従量課金
海外から海外の番号へかけるRakuten Link同士は無料。相手がRakuten Linkでない場合は国・地域別の従量課金国・地域別の従量課金
海外で電話を受ける無料。ただしiPhoneではRakuten Linkで着信できない場合があり、その場合はOS標準アプリでの着信(従量課金)になる国・地域別の従量課金

国際通話は15分かけ放題の対象外で、通話料は毎月の利用料金と合算して請求されます。Rakuten最強プラン(データタイプ)は国際通話の対象外です。

つまり、海外で請求が増える操作は、OS標準の電話アプリで発信すること、OS標準アプリで着信を受けること、そしてOS標準のメッセージアプリでSMSを送受信することです。国と地域ごとの単価は対応エリア・料金のページで確認できます。着信料金の注記として、アメリカ本土・アラスカ・ハワイ・プエルトリコ・米領バージン諸島は2023年4月1日から195円/分と書かれています。

2024年12月から、海外でのOS標準アプリの設定は自動でON

見落としやすいのが、2024年11月11日のお知らせです。2024年12月10日から、my 楽天モバイルの契約プラン画面にある「国際通話・国際SMS(海外でOS標準の電話アプリ・メッセージアプリ利用時)」の設定が、全員自動でONになりました。それまでOFFにしていた人も対象です。

ONだと渡航先に着いてすぐOS標準アプリで通話やSMSが使える反面、従量課金も自動でかかります。海外でOS標準アプリを使う予定がないなら、この設定をOFFにしておけば、うっかり発信しても課金されません。設定はmy 楽天モバイル(Rakuten Linkアプリ内)の契約プラン画面から変えられます。

上限で止まる仕組みもある

国際通話のページには、利用の歯止めも書かれています。海外・国際サービスには毎月の利用限度額20,000円が設定されていて、超えるとサービスが停止し、解除には全額の精算が必要です。それとは別に、毎月の利用額が5,000円を超えるごとに一時停止がかかり、再開するには上の設定をONにし直す必要があります。上限額のない使い放題にはなっていない、という意味では安心材料ですが、5,000円ごとに止まる時点で、想定より多く使っていることになります。

Androidの人は「RCSチャット」に注意

AndroidでRCSチャットをONにしていると、海外でSMSを受信したときにOS標準のメッセージアプリに届く場合がある、と海外ローミングのページに書かれています。海外でもRakuten LinkでSMSを受け取りたい場合は、RCSチャットをOFFにするよう案内されています。

出発前・到着後にやること

公式のご利用方法と海外ローミングのページの注意事項から、順番に並べます。

いつやること理由
出発前日本で楽天モバイルの回線につないでおく海外ローミングを使う前提条件として公式が求めている
出発前Rakuten Linkの認証を日本で済ませる海外ローミングのエリアによっては認証できない場合がある
出発前OS標準アプリでの国際通話・SMSを使わないなら、my 楽天モバイルで設定をOFFにする2024年12月10日から自動ONになっている
出発前Androidの人はRCSチャットの設定を確認するSMSがOS標準アプリに届くことがある
到着後my 楽天モバイル(Rakuten Linkアプリ内)で「海外ローミング」をONにする初期設定や専用アプリは不要で、これだけで使える
滞在中データ通信量の目安を意識し、2GBを超えたら低速になることを前提に動く追加課金はないが、地図や配車アプリは低速だと厳しい

Rakuten Linkそのものの不具合(発信できない、認証が通らない)は、楽天リンクで通話できないときの確認手順にまとめてあります。海外に出る前に一度、国内で発信までできることを確かめておくと安心です。

向いていない人

  • 海外で動画や地図を大量に使う人。2GBを超えると128kbpsで、動画は止まります。1GB500円でチャージするか、現地のSIMを検討する段階です。国内で遅いときの切り分けは楽天モバイルが遅いときに分けて書きました
  • OS標準の電話アプリで海外から頻繁に発信する必要がある人。従量課金の単価は国ごとに違い、月5,000円ごとに一時停止がかかります
  • 渡航先か端末が対応エリアの表に載っていない人。動作保証の対象外です

料金の実額で見れば、海外で月2GBがプラン料金に含まれているのは、短い旅行なら現地SIMやレンタルWi-Fiを用意しなくて済むという意味です。ただし、これを理由に契約するかどうかは、国内での毎月の料金で決めるのが順序です。判断の軸は楽天モバイルに向いている人・向いていない人にあり、申し込む段階になったら、申し込み方法の1つとして紹介キャンペーンのしくみと確認事項も判断材料になります。

よくある質問

楽天モバイルは海外で追加料金なしで使えますか?
データ通信は、毎月2GBまでRakuten最強プランの料金だけで使えます。使った分は国内のデータ利用量に加算されます。2GBを超えると最大128kbpsに落ちますが、自動で課金はされません。追加で高速データが欲しいときだけ、1GB500円でチャージします(2026年10月7日に公式ページで確認)。
海外で高額請求になるのは、どんな使い方ですか?
OS標準の電話アプリとメッセージアプリを海外で使ったときです。発信は国・地域別の従量課金で、海外で電話を受けるときも従量課金がかかります。Rakuten Linkアプリからなら、海外から日本の番号への発信は無料、Rakuten Link同士も無料です。データ通信で請求が増えることはありません。
海外に行く前に何を設定しますか?
日本にいるうちに楽天回線につないでおくことと、Rakuten Linkの認証を済ませておくことの2つです。渡航先ではmy 楽天モバイルで「海外ローミング」をONにします。海外ではRakuten Linkの認証ができない場合があると公式ページに書かれています。
海外で電話を受けるだけでも料金がかかりますか?
OS標準の電話アプリで受けると、国・地域別の従量課金がかかります。Rakuten Linkアプリで受ければ無料です。iPhoneではRakuten Linkで着信できない場合があり、その場合はOS標準アプリでの着信になると公式の料金表に注記されています。
使えるのは何か国ですか?
飛行機内を含む海外指定107の国と地域です(2026年4月8日時点、公式ページの記載)。渡航先と端末の両方が対応している必要があり、対応エリア・料金のページで国と端末を選んで確かめられます。

参照情報

リンク先の内容は変更される場合があります。最終確認日: 2026年10月7日

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