楽天ポイント運用のアクティブとバランス。中身と選び方

楽天ポイント運用のアクティブコースは株式70%・債券30%、バランスコースは株式30%・債券70%の投資信託に連動します(2026年8月24日確認)。連動先のファンド名と指数、過去1年の値動きの幅を実データで示し、どちらを選ぶかを目的別に整理します。

公開: 執筆: ゆう|ポイントと暮らしの案内人
楽天ポイントポイント運用買い物の考え方

料金・キャンペーンの情報は2026年8月24日時点のものです。最新の条件は公式ページでご確認ください。

この記事の結論

  • アクティブコースは「楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)」、バランスコースは同じシリーズの「(債券重視型)」の基準価額に連動します(2026年8月24日に公式ページと楽天市場ヘルプで確認)
  • 中身の比率は、アクティブが株式70%・債券30%、バランスが株式30%・債券70%です
  • 連動先は全世界株式(FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス)と世界の投資適格債券(ブルームバーグ・グローバル総合インデックス)です
  • 過去1年の基準価額で1日の値動きの平均を計算すると、アクティブが約0.50%、バランスが約0.27%でした。1万ポイント運用中なら1日に約50ポイントと約27ポイント動く幅です

楽天ポイント運用でコースを選ぶ画面には「アクティブ」と「バランス」の2つしかなく、説明も「日々の動きが大きく積極的」「日々の動きが小さく安定的」という短い文だけです。これでは何に連動しているのか分かりません。この記事では、公式ページと楽天市場ヘルプに書かれている連動先のファンド名まで確認し、そのファンドの資産配分と過去の値動きの幅を実データで示します。内容は2026年8月24日に確認したものです。サービスの仕組みそのもの(ポイント投資との違い、引き出しの条件など)は楽天のポイント運用とは。始める前に確認する3つのことで整理しています。

2つのコースは、どの投資信託に連動しているのか

ポイント運用の公式ページのよくある質問に、コースの説明が載っています(2026年8月24日確認)。

  • アクティブコース: 「日々の動きが大きく積極的な運用を目指すコースです。楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)の基準価額の値動きを原則反映します」
  • バランスコース: 「日々の動きが小さく安定的な運用を目指すコースです。楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)の基準価額の値動きを原則反映します」

楽天市場ヘルプのポイント運用のよくあるご質問には、もう一歩踏み込んだ記載があります。アクティブコースは「日本を含む全世界の株式および投資適格債券に70:30の配分で分散投資する楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)」、バランスコースは「30:70の配分で分散投資する、楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)」と、比率まで書かれています。運用会社は楽天投信投資顧問です。

つまり2つのコースの違いは、投資対象の種類ではなく、株式と債券の混ぜ方だけです。どちらも同じ2つの資産に投資していて、株式が多いか債券が多いかが入れ替わっているだけ、という関係になります。

株式と債券の比率、連動する指数、実際の中身

連動先の2本のファンドについて、楽天投信投資顧問の株式重視型のページ債券重視型のページに記載されている内容を並べます(2026年8月24日確認)。

項目アクティブコース(株式重視型)バランスコース(債券重視型)
連動するファンド楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)
株式と債券の基本配分株式70%、債券30%株式30%、債券70%
株式部分が連動する指数FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(全世界の大型・中型・小型株)FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(全世界の大型・中型・小型株)
債券部分が連動する指数ブルームバーグ・グローバル総合インデックス(日本を含む世界の投資適格債券)ブルームバーグ・グローバル総合インデックス(日本を含む世界の投資適格債券)
株式部分の実際の投資先バンガード・トータル・ワールド・ストックETFバンガード・トータル・ワールド・ストックETF
債券部分の実際の投資先バンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンド(円ヘッジ)バンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンド(円ヘッジ)
為替ヘッジあり(部分ヘッジ)。債券部分は原則として対円でヘッジし、株式部分はヘッジしないあり(部分ヘッジ)。債券部分は原則として対円でヘッジし、株式部分はヘッジしない
ファンドの設定日2018年7月20日2018年7月20日
商品分類追加型投信 / 内外 / 資産複合追加型投信 / 内外 / 資産複合

指数の中身も公式ページに説明があります。FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスは「大型株、中型株および小型株まで網羅する全世界の株式市場の動向を表す時価総額加重平均型の株価指数」で、米国・欧州・日本などの先進国株式に加えて中国やインドなどの新興国株式も含みます。ブルームバーグ・グローバル総合インデックスは「日本を含む世界の投資適格債券の代表的な指数」で、各国の国債に加え、政府関連債・社債・資産担保証券で構成されます。

為替の扱いは押さえておくと違いが分かります。債券部分は原則として円に対してヘッジされているので、円高が進んでも値動きへの影響が抑えられます。一方、株式部分にヘッジはありません。そのため円高が進むと、株式の比率が高いアクティブコースのほうが影響を受けやすくなります。

過去1年の値動きの幅を実データで見る

「日々の動きが大きい」「小さい」がどのくらいの幅なのかは、連動先のファンドの基準価額を見れば分かります。楽天投信投資顧問が公開している基準価額のデータをダウンロードし、2025年8月21日から2026年8月21日までの1年分を集計しました(2026年8月24日取得)。

指標(2025年8月21日〜2026年8月21日)アクティブ(株式重視型)バランス(債券重視型)
期間の始まりの基準価額19,603円12,636円
期間の終わりの基準価額23,728円13,657円
1年の変化率約21.0%の上昇約8.1%の上昇
期間中の最高値24,042円(2026年8月14日)13,804円(2026年7月1日)
期間中の最安値19,603円(2025年8月21日)12,631円(2025年8月22日)
高値から安値までの最大の下落約6.0%(2026年2月26日の22,372円から3月31日の21,038円まで)約4.1%(2026年3月2日の13,517円から3月30日の12,957円まで)
1日の値動きの平均(上下の幅の絶対値)約0.50%約0.27%
1日でいちばん大きかった下落約2.1%約1.3%

この表の数字は過去1年の実績であり、これから同じように動くことを約束するものではありません。ここで見てほしいのは上昇率ではなく、下の3行の「どのくらい振れるか」です。1万ポイントを運用していると仮定して、ポイント数に置き換えます。

  • アクティブは1日あたり平均で約50ポイント動きます(10,000 × 0.50%)。1日でいちばん大きく下げた日は約210ポイント減る計算です
  • バランスは1日あたり平均で約27ポイント動きます(10,000 × 0.27%)。1日でいちばん大きく下げた日は約130ポイント減る計算です
  • 下げが続いた局面では、アクティブが約600ポイント(10,000 × 6.0%)、バランスが約410ポイント(10,000 × 4.1%)減る幅になりました

2026年2月末から3月末にかけては、どちらのコースも1カ月以上下げ続けています。値動きの幅がいちばん小さいバランスコースでも、1カ月で4%減る期間があったという事実は、始める前に知っておく価値があります。楽天市場ヘルプにも「投資信託の基準価額の変動によって、運用中ポイントが減少する可能性があります」「減った場合の当社からの補填はいたしかねます」と明記されています(2026年8月24日確認)。

どちらを選ぶかを、目的と値動きの幅で分ける

上の数字をもとに、選び方を整理します。

自分の目的・状況向くコース理由
投資の値動きがどんなものか体験したいアクティブ1日平均約0.50%動くため、増減の実感が得られる。株式70%で世界の株式市場の動きがそのまま出る
減った表示を見ると気になって仕方がないバランス1日平均約0.27%と幅が小さく、過去1年の最大の下落も約4.1%にとどまった
減るのがどうしても嫌だどちらも向かない2つのコースはどちらも基準価額に連動して減る。減らない置き場所を探すならポイント利息が候補
世界の株式の動きを追いかけたいアクティブ株式70%で、全世界の大型・中型・小型株を含む指数に連動する
円高が進んだときの影響を抑えたいバランス債券部分は原則として対円でヘッジされ、その債券が70%を占める
100ポイント未満しか通常ポイントがないどちらも始められないポイント運用は100ポイント単位での追加で、通常ポイントのみが対象

「日々の動きが大きいほうが得」ではありません。アクティブは上げも下げも約2倍の幅で出るコースです。過去1年はどちらも上昇しましたが、下げの局面ではアクティブのほうが大きく減っていました。自分が減った表示に耐えられるかを基準に選ぶほうが、続けやすくなります。

なお、ポイント運用はコースを後から変更できます。まずバランスで数週間眺めてから、物足りなければアクティブへ移すという順番も選べます。ポイント運用と並ぶ選択肢の全体像は楽天ポイントを「育てる」5つのサービスをまとめて比較するで整理しています。

始める前に確認すること

  • 運用に回すポイントが、減っても生活に影響のない範囲かを確認する
  • 1万ポイントを運用した場合に1日で約50ポイント動く幅(アクティブ)を、自分が受け入れられるか考える
  • 追加は100ポイント単位で、1回の上限が30,000ポイント(ダイヤモンド会員は500,000ポイント)であることを踏まえて金額を決める
  • 追加と引き出しは営業日14時までの申請で翌営業日22時以降に確定するため、その間に基準価額が動くことを理解しておく
  • 「全て引き出す」を選んだあとに基準価額が下がると、実際に戻るポイント数が申請時の表示より少なくなる点を理解しておく
  • 期間限定ポイントと、提携サービスから交換した通常ポイントは使えないことを確認する

引き出しの反映が翌営業日になる点は、支払いにポイントを充てたい場面で効いてきます。たとえば楽天モバイルの利用料金をポイントで支払っている人は、締め日の直前に引き出そうとすると間に合わないことがあります。楽天モバイルの契約自体をこれから検討する段階なら、申し込み方法の1つとして紹介キャンペーンのしくみと確認事項も判断材料になります。

まとめ

アクティブとバランスの違いは、株式と債券の比率が70:30か30:70かという1点です。投資先の指数も実際の投資先も同じで、混ぜ方だけが違います。過去1年の基準価額では、1日の値動きの平均がアクティブ約0.50%、バランス約0.27%でした。この幅を自分のポイント数に掛けて、受け入れられるほうを選んでください。仕組みや税金の扱いを含めた全体像は楽天のポイント運用とは。始める前に確認する3つのことに、減らない置き場所を探している場合は楽天ポイント利息とは。仕組みと銀行預金との違いにまとめています。

参照情報

リンク先の内容は変更される場合があります。最終確認日: 2026年8月24日

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