家族で楽天モバイルに乗り換えるときの進め方
家族単位の乗り換えでつまずくのは、料金ではなく名義・支払い・回線数の段取りです。回線は利用者本人の名義で1人1回線ずつ申し込む、最強家族割は代表者がアプリでグループを作る、といった順序を2026年8月24日時点の公式情報で整理します。
料金・キャンペーンの情報は2026年8月24日時点のものです。最新の条件は公式ページでご確認ください。
この記事の結論
- 回線は使う人本人の名義で、1回の申し込みにつき1回線ずつ申し込むのが公式の案内(2026年8月24日確認)
- 支払いはクレジットカードなら契約者以外の名義でもよい。口座振替は申し込み時点では契約者名義が必要
- 最強家族割は、代表者がRakuten Linkアプリ内でグループを作って全員を招く形。割引額は1人につき月110円(税込)
- 子どもの回線は、本人名義の契約・保護者の同意書・フィルタリングサービスの契約という3つの追加手続きが要る
- 家族の乗り換えは「名義を決める→書類をそろえる→1人ずつ申し込む→グループを作る」の順で進めると迷いにくい
家族4人分の乗り換えは、1人分の作業を4回繰り返すのとは違います。誰の名義にするか、誰が払うか、誰が最初に契約するかを先に決めないと、途中で手が止まります。この記事は家族単位の段取りだけに絞って整理します。1人分の確認事項はMNPで乗り換える前のチェックリストに、そもそも合うかどうかの判断は向いている人・向いていない人にまとめています。
まず決める: 誰の名義で契約するか
楽天モバイルのよくあるご質問には、契約者と利用者が異なる場合について「ご利用される方の名義でお申し込みください」と書かれています(2026年8月24日確認)。最強家族割のご利用の流れにも「紹介されたご家族は、回線を利用する方の名義で1人1回線のお申し込みが必要です」という注記があります。つまり、親がまとめて4回線を自分名義で契約する形は想定されていません。
これは面倒に見えますが、家族割の設計と噛み合っています。あとで説明する最強こども割・最強青春割は、いずれも「使う本人の名義での契約」が適用条件になっています。名義を親に寄せると、この割引の対象から外れます。
他社側で利用者登録をしている回線の扱い
乗り換え元で「契約者は親、利用者は子ども」という登録になっている回線は、そのままでは移せません。公式のよくあるご質問には、契約者と利用者の名義が異なる場合は契約中の携帯電話会社で名義変更をしてから手続きするよう案内があります(2026年8月24日確認)。
例外もあります。同じ案内には、移転元の携帯電話会社の契約者と楽天モバイルの契約者の「名字」または「住所」が一致している場合に限り、楽天モバイルのショップで乗り換え(MNP転入)と名義変更(譲渡)を同時に手続きできると書かれています。Webでの申し込みではなくショップでの手続きが前提です。
名義変更には日数がかかることがあります。家族の乗り換えでいちばん最初に着手すべきなのがここです。
支払い方法は「カードか口座か」で条件が変わる
家族分の料金を1人がまとめて払いたい、という要望はよくあります。2026年8月24日に公式のよくあるご質問で確認した内容は次のとおりです。
| 支払い方法 | 契約者と支払い名義が違ってよいか | 補足 |
|---|---|---|
| クレジットカード | 申し込み時から異なる名義でよい | 契約者が18歳以上なら契約者以外の名義、18歳未満なら契約者本人か保護者の名義 |
| 金融機関口座(口座振替) | 申し込み時は契約者名義が必要 | 申し込み完了後に my 楽天モバイル で変更する場合は、契約者と異なる名義でも設定できる |
口座の名義が契約者と違うためにその場で登録できない場合は、クレジットカードかデビットカードを使うか、契約者名義の口座を用意するよう案内されています。法人名義の金融機関口座は利用できません。
同じページには「ご契約者以外の名義で支払った場合も、楽天モバイルの利用代金100円(税抜き)につき1ポイントが、楽天モバイルのご契約者に付与されます」という記載もあります。支払う人とポイントが貯まる人は別、ということです。家計を1つにしている家庭では、誰の楽天IDにポイントを集めたいのかを先に決めておくと後で混乱しません。
注意点として、店頭で契約者と異なるクレジットカードを使う場合は、カード名義人の同伴が必要と案内されています。Webで申し込む場合も、名義人が操作したうえで設定するよう書かれています。
回線数の上限と、5回線目からかかる手数料
家族が多い家庭では、回線数そのものの条件も確認しておく必要があります。2026年8月24日に公式のよくあるご質問で確認した内容です。
- Rakuten最強プラン・Rakuten最強プラン(データタイプ)・Rakuten最強U-NEXTは、合わせて10回線まで契約できる
- 1回の申し込みにつき契約できるのは1回線のみ。複数回線が必要な場合は、開通後にあらためて申し込む
- 複数の楽天IDを作成・保有することは禁止されている
また、料金ページの注記には、同一名義で累計5回線以上を契約する場合、2025年11月19日より1回線につき3,500円(税込3,850円)の契約事務手数料がかかると書かれています。ここでいう「累計」は、2020年4月8日以降に契約したすべての回線の合計で、解約済みの回線も含みます(2026年8月24日確認)。
家族それぞれの名義で契約していれば、この累計は名義ごとに数えられます。逆に「手続きが楽だから」と1人の名義に寄せると、5回線目から手数料が発生する設計になっています。名義を分ける理由がここにもあります。
家族割と年齢別割引で、いくら下がるのか
最強家族割: 1人につき月110円
2026年8月24日に公式ページで確認した最強家族割の内容は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 割引額 | 対象の家族全員が1人につき月額110円(税込)割引 |
| グループの人数 | 1グループ最大20回線まで |
| グループの作り方 | 代表者1人が「my 楽天モバイル(Rakuten Link アプリ内)」からグループを作成し、招待リンクを送る |
| 必要なアプリ | Rakuten Link アプリ(対応OSはAndroid 10以上/iOS 16以上) |
| 招待できる相手 | 18歳以下の契約者も招待の対象 |
| グループの変更 | 現在のグループを退会してから、新しいグループに参加する |
Web版でのグループ作成は終了しており、アプリからの手続きに一本化されています。また、my 楽天モバイル アプリは2026年8月に提供終了予定で、以降はRakuten Link アプリ内から利用する案内が出ています(2026年8月24日確認)。
割引額は1人あたり月110円です。4人家族なら月440円、年間で5,280円になります。これは金額としては小さい部類なので、家族割の有無で乗り換えを決める材料にはしにくいというのが正直なところです。判断の主役は、あくまで各自の使用量に対する月額です。段階制料金の考え方は月3GB・20GB・20GB超で考えるスマホ料金に整理しています。
割引の適用日については条件があるため、実際に適用される月は公式のよくあるご質問で確認してください。
年齢別の割引は、本人名義が条件になる
最強家族割とは別に、年齢に応じた割引が3つあります。いずれも2026年8月24日に各公式ページで確認した内容です。
| 名称 | 対象年齢 | 内容 | 条件 |
|---|---|---|---|
| 最強こども割 | 12歳まで(13歳の誕生月の前月まで) | 月440円(税込)引き。3GB超過後は月110円引き | 子ども本人名義の契約とRakuten Link アプリが必要。要申し込み |
| 最強青春割 | 13歳から(23歳の誕生月の前月まで) | 月110円引き | 本人名義の契約とRakuten Link アプリが必要。要申し込み |
| 最強シニアプログラム | 65歳以上 | 月110ポイント還元 | 65歳以上の契約者本人の楽天IDでのエントリーが必要 |
最強こども割には、押さえておきたい注記が3つあります。
- 複数回線を契約している場合、割引額が大きい回線に適用されます。当月のデータ利用量が2GBの回線Aと10GBの回線Bがあるなら、回線Aに適用されます
- 楽天IDを使わずに申し込んだ場合は適用できません。楽天会員にアップグレードすれば参加できるようになります
- 2025年2月利用分から、ポイント還元ではなく料金の割引に変更されました。2025年11月18日に「最強こどもプログラム」から現在の名称に変わっています
最強シニアプログラムは割引ではなくポイント還元です。ポイントには使い道や期限の制約があるため、月額そのものが下がる割引とは性質が違います。この違いの扱い方は固定費をポイントだけで判断しないための考え方に整理しています。
子ども用の回線でやることが増える3点
18歳未満の子どもに回線を持たせる場合、大人の申し込みには出てこない手続きが加わります。2026年8月24日に公式の「未成年のお客様がご利用になる場合のお申し込みの流れ」で確認した内容です。
1. フィルタリングサービスの契約が必須
18歳未満が利用する場合、フィルタリングサービス「あんしんコントロール」の契約が必須と明記されています。月額は550円(税込)です。利用しない場合は、店頭で案内される「フィルタリング・サービス不要申出書」の提出が必要になります。また、18歳未満の利用者が「あんしんコントロール」を解約する場合は保護者の承認が必要です。
つまり、子ども1回線あたりの実際の負担は「プラン料金-割引+550円」で見積もる必要があります。この550円は、最強こども割の割引額(最大440円)より大きい金額です。
2. 保護者の同意書と、子ども本人の楽天ID
必要なものは次の3つです。
- 保護者が記入する「法定代理人同意書 兼 支払名義人同意書」。法定代理人とは親権者・未成年後見人・成年後見人を指し、法定代理人であることの証明書は不要と案内されています
- 子ども本人の楽天会員ログイン用のユーザIDとパスワード。持っていない場合は新規作成が必要です
- 子ども本人の本人確認書類。学生証は受け付けられません
本人確認書類は、Webでの申し込みか店頭かで使える種類が異なります。Webの「スマホでかんたん本人確認」では、日本国籍の場合は顔写真付き運転免許証か顔写真付きマイナンバーカードが必要です。子どもが運転免許証を持っていないなら、マイナンバーカードの有無が段取りを左右します。持っていない場合は住民票の写しなどを郵送する方法もありますが、審査時点で発行から6カ月以内であることが条件です。
3. 店頭なら子どもと保護者の2名で来店
ショップで申し込む場合は、子どもと保護者(親権者)の2名で来店し、それぞれ本人確認が必要です。記入済みの同意書と、保護者の本人確認書類も持参します。
進め方: 4ステップ
ここまでの内容を家族単位の作業順に並べると、次のようになります。
- 名義を確定する。 誰の回線を誰の名義にするかを決め、他社側で利用者登録がある回線は先に名義変更を済ませる
- 書類と楽天IDをそろえる。 家族それぞれの本人確認書類、子どもの楽天ID、保護者の同意書、支払いに使うカードまたは口座を用意する
- 1人ずつ申し込む。 1回の申し込みで1回線です。代表者から開通させ、開通後に次の人を申し込むと、以降の手続きが進めやすくなります
- グループを作る。 代表者がRakuten Link アプリ内の my 楽天モバイル から最強家族割のグループを作成し、家族を招待する。年齢別の割引は、対象者が各自で申し込みまたはエントリーする
紹介キャンペーンを組み合わせる場合は、家族同士でも紹介し合える案内が公式ページに出ています。特典の内容と条件は時期により変わるため、申し込み前に条件を確認してください。確認する観点は紹介キャンペーンを利用する前の確認事項にまとめています。
向いていない家庭・注意点
- 1人がまとめて管理したい家庭。 名義は使う本人ごとに分ける前提のため、契約手続きも申し込みも人数分必要です。手続きの手間を最優先するなら、この方式は合いません
- 家族割の額を期待している場合。 1人あたり月110円です。この金額を主な理由に乗り換えを決めるのはおすすめしません
- 生活圏の電波を確認していない家庭。 家族の生活圏は職場・学校・通学路とばらけます。人数が増えるほど「誰かの生活圏が合わない」確率は上がります。全員分の生活圏を通信エリアの確認方法の手順で確認してください
- 今の契約の家族割・光セット割が効いている家庭。 1人抜けると残る家族の割引額が変わる仕組みがあります。乗り換える人数によって、残る側の請求が上がることがあります
申し込み前に確認すること
- 回線ごとに、契約者(=利用者)の名義を決める
- 他社側で利用者登録がある回線の名義変更を済ませる
- 支払い方法をカードにするか口座にするかを決め、名義の条件を満たしている
- 同一名義での累計契約回線数が5回線以上にならないか確認する
- 家族全員分の本人確認書類をそろえた(子どもは学生証以外)
- 子どもの楽天IDと保護者の同意書を用意する
- 子ども回線のフィルタリングサービス月額550円(税込)を予算に入れた
- 代表者を決め、Rakuten Link アプリを使える端末があることを確認する
- 家族全員の生活圏をエリアマップで確認する
まとめ
家族の乗り換えは、料金表よりも名義と手続きの順序でつまずきます。「使う人の名義で1人1回線ずつ、代表者が最後にグループを作る」という形を先に頭に入れておけば、途中で止まりにくくなります。個々の回線の確認事項はMNPで乗り換える前のチェックリスト、端末を持ち込むか買うかの判断は楽天モバイルで使う端末の選び方を参照してください。
参照情報
- 楽天モバイル 最強家族割
- 楽天モバイル 最強こども割
- 楽天モバイル 最強青春割
- 楽天モバイル 最強シニアプログラム
- 未成年のお客様がご利用になる場合のお申し込みの流れ
- よくあるご質問 契約者と利用者が異なる名義での申し込み
- よくあるご質問 回線を契約できる上限数
- よくあるご質問 契約者名義と支払い名義が異なる場合
リンク先の内容は変更される場合があります。最終確認日: 2026年8月24日
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楽天モバイルの紹介キャンペーンを利用する前の確認事項
紹介キャンペーンは、紹介URL経由で申し込むと特典の対象になる公開キャンペーンです。特典の内容と条件は時期により変わるため、対象プラン・申し込み経路・期限・併用可否を紹介URL先の公式ページで確認してから申し込んでください。